2013年7月8日月曜日

陶芸Ⅴ-4〜5 制作3日間/信楽

新規開講科目である「陶芸Ⅴ-4〜5 制作3日間/信楽」のスクーリングが滋賀県立陶芸の森を会場に7月5日から7日にかけて開催されました。このスクーリングでは信楽の土を使い花器を制作し、黒田村アートビレッジにある穴窯で焼成します。

初日は、特別講師としてきていただいた甲賀市無形文化財保持者である神崎継春先生に手びねりで「うずくまる」を作るデモンストレーションを見せていただきました。 「うずくまる」とは小型の壷なのですが、その姿が人がうずくまっている様に見える事からそう呼ばれています。
滋賀県立陶芸の森












「うずくまる」を制作する神崎継春先生
































午後からは、滋賀県立陶芸の森陶芸館で開催されていた展覧会を鑑賞した後、窯元や作家の仕事場や登窯 、陶芸材料店などを見学しました。

一件目に見学にいった所は、主に機械ロクロで傘立てや手洗いなどを製造している窯元の丸滋さん。
機械ロクロで手洗いを製造しているところ










型からぬいた手洗いの仕上げ










施釉ブース












最近信楽で開発された透光性のある土
「信楽透土」にて制作された照明。













完成した手洗い




























2件目は特別講師として指導していただいた神崎継春先生の仕事場と穴窯、登窯を見学しました。


神崎先生の作品





























3件目は高橋楽斎先生の仕事場と登窯、蛇窯、いってこい窯を見学しました。
高橋楽斎先生(右側)

蛇窯

登窯の内部(火袋)

登窯の内部(一の間)

窯出ししたての作品

高橋楽斎先生の作品




























この後、伝統産業会館や陶芸材料店などを見学して一日目は終了。






二日目から制作開始。


































3日目は制作をしている同じスタジオ内で滋賀県立陶芸の森主催の若手陶芸家である高間智子氏と小島修氏のワークショップがあり、制作しながらワークショップも見学といういそがしい日となりました。

高間智子氏のワークショップ

色を付けた泥漿を重ねる。
模様を削りだし色の層を見せる。



高間智子氏の作品







































小島修氏のワークショップ
高圧水で土にテクスチャーを付ける。

通信教育部の学生も体験させてもらう


小島修氏の作品






























窯元や作家の仕事場の見学、ワークショップの見学、そして制作と内容の濃い3日間だったと思います。
今回、制作した作品は8月初旬に黒田村アートビレッジの穴窯で焼成します。







(西村)